写真散歩
から

2012

(その5)

西教寺には、まだまだ見るものがありそうだったのですが、時間が押しているので、食堂で、お弁当を食べて午前の部はお終いにしました。

午後からは、「大津そろばん」の元祖と呼ばれる長谷川藤広の墓所があるのに因む、「そろばん地蔵」さまに見送られて、坂本から穴太の里の散策に出発です。


しばらくバス通りを歩きますが、すぐに旧街道に入ります。この道は唐崎で西近江街道と分かれて、坂本から比叡山へ登る山道に続く道です。

ススキが、いま登ってきた比叡の山並みをバックに、刈り取りの終わった田んぼの畦道に揺れています。ここで、風景を撮るために(正しくは帰りに電車を写すために)、重いのに山道を担いできた(笑) デジイチを取り出します。山道では万一落として壊すのが怖いので一眼レフはよう使いません。

やはりこの質感はコンデジでは無理ですね。

彼岸花も、やはり終わりかけですが、大原よりはきれいに咲いています。前に日ノ岡峠ではアップで写しましたが、ここはやはり群生を撮らないといけないでしょう。

しばらく歩くと、田んぼ道は終わって住宅街を抜けて、坂本の門前町に入ります。穴太積みの石垣に囲まれたお寺や神社や古い民家が点々と続きます。

杉木立に守られた山寺も森閑として良いですが、里坊もまた風情がありますね。

でも、このような小道でも結構車が通って、ゆっくりと景色を撮るのは手間がかかります。車の切れ目を狙って、電柱や道路標識もなるべく外して慎重にシャッターを押します。

まあ、車社会では致し方ないですね(^_^;)

四つ角毎に、小さなお堂があって、ベンガラ格子や虫籠窓があって・・・・・

延暦寺の事務所には、造花ですが軒に花が飾ってありました。なぜか洋花風なのが、純日本建築と、ミスマッチングです(^^)

ようやく、見慣れた京阪坂本駅前の日吉大社の門前に出てきました。今まで歩いてきたお寺に向かう石の道標が立ってます。

食事したばかりだったので入りませんでしたが、喫茶「拾穂庵」の案内板も写りこんでます。元日吉大社の社家のお宅を改造したお店で、散策の休憩にお勧めと見うけました。

穴太積みの陰からみた石坂線の踏み切り。ここで電車の写真を撮ろうとしたのですが見事に車に邪魔されてしまいました(^_^;)

いつもは、ここから電車で帰るのですが、今回はまだ2時前で早いので、旧街道をさらに唐崎方面に進みます。


このコーナーで使用しております背景の秋の七草のイラストは、素材集「ブルー・テイジー」よりお借りしたものです。無断転載はお断りします。

Home

Back
       
Next

Index