写真散歩
から

2012

(その4)


麓の坂本の里坊を少しだけ見て歩きました。


今まではは、比叡山を横断登山するともう疲れきって(^^ゞ すぐに電車で帰るのですが、今回はだいぶん慣れてきたので、お寺をみてあるく余裕があります。

日枝神社につづく穴太(あのう)積みの石垣が初夏の日差しに映えています。


もと里坊の竹林院に入りました。もとはお寺でしたが明治の廃仏稀釈で衰退し個人の別荘になったりしていたそうですが、今は大津市が管理する庭園になっています。


ちょうど、「石斛(セッコク)盆栽展」をやってました。セッコクは、東洋種の蘭の一種で西洋種のランの華麗さはありませんが、清楚な美しさは、日本庭園にマッチしています。


ストロボも三脚も使えないので、上手く盆栽の美しさを写し取れなかったのが残念ですが、(←ただ腕が悪いだけでもあります(^^ゞ 雰囲気は感じていただけるでしょうか?

5月末までやってますので、お時間のある方はいちど鑑賞してみて下さい。


盆栽を堪能した後は、お庭を拝見します。木々のあいだから顔を出しているのが、借景の八王子山です。

一面のグリーンのなかに真っ赤な傘が鮮やかですね。


最後は、最澄上人のお誕生の地と伝えられる生源寺に参りました。

寺伝によると上人は、神護景雲元年8月18日(西暦767年9月15日)に近江国滋賀郡古市郷(現:大津市坂本町)に生まれられました。そして19歳ではじめて比叡山に上り、36歳で唐に渡り、38歳で天台宗を開かれたのだそうです。そのあと多くの弟子を育てて54歳で亡くなられました。

上人が生まれ、修行され、永眠されている山を巡り、ほんの少しは賢くなったような気持ちになって、京阪坂本駅より帰途につきました。

最後まで、ごらん頂きましてありがとうございました。
お帰りには、掲示板またはブログのコメント欄にご感想など賜りましたら幸いです。

このコーナーで使用しております背景の花のイラストは、「りょうか」さんの素材集「もみじ葉の風」よりお借りしたものです。無断転載はお断りします。

Home

Back
       
ブログに戻る

Index