写真散歩
当尾石仏巡り
(その7)

7.山の家から岩船寺へ

さて、岩船寺からここまで概ね下り坂だったのですが、当然帰りは上りになります。地図で調べると山の家の標高は80m位、浄瑠璃寺が130m、岩船寺は220mまで上っていかなくてはなりません(^^ゞ


帰りは細い旧道を通ります。山の家から数分歩くと、「大門仏谷の阿弥陀磨崖仏」が谷越しに見えてきます。この写真は望遠で写したものです。ガイドブックには近寄れない書いてますが、実際は道しるべに従って、雨上がりの山道を滑りそうに成りながら谷に下りていくと、仏様の目の前に行くことができます。



お顔のアップです。


ここからはめぼしい石仏も少ないので、汗を拭きながらひたすら上っていきます。やがて先ほど雨宿りした大門墓地に戻ってきます。「石仏に戻りました。」と挨拶して、バス停に出ようとして道しるべを見ると「穴薬師→」と書かれています。すこし回り道になりますが行って見ることにしました。


旧道をしばらく行くと、石造り穴倉のような祠のなかにお薬師さまが居られました。中は真っ暗でよく見えず、しかも汗の蒸気でカメラのファインダーが曇って(^^ゞ うまくお姿を写し取ることが出来ませんでした。


ストロボの光の中にお姿が浮かび上がりました。 (鎌倉時代)


二体仏と石灯籠
穴薬師からバス道路に戻る途中にあります。どちらも夏草に埋もれそうになっています。
だいぶん急いで歩いたのですが、西畑バス停へあと少しというところで、バスが通過してしまいました(^^ゞ 次のバスまで一時間もこんな山の中で時間を潰せないので、岩船寺まで歩くことにしました。もう石仏も奈良方面の遠望も目に入りません。ひたすら前を見て進みます。足が攣りそうに(笑)なる直前に、岩船寺のある集落に戻ってきました。茶店に入って、冷たいジュースを飲んで一息つきました。


国鉄バス→JRバス時代の遺構が残ってます。途中のバス停には「国鉄バス○○バス停」と書かれた看板もいくつか見ました。

このコーナーで使用しております背景の「紅葉葵」のイラストは、「りょうか」さんの素材集「もみじ葉の風」よりお借りしたものです。無断転載はお断りします。


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