写真散歩
当尾石仏巡り
(その2)

4.岩船寺から浄瑠璃寺へ

浄瑠璃寺へ向かって石仏散策コースを下ります。しばらく簡易舗装された車道を行き、途中から石の階段の続く坂道を下っていきます。雨で石がぬれて滑りそうになります。


「一願不動」 この不動尊は、散策路からすこし谷あいに入ったところに刻まれています。たったひとつ御願い事を叶えてくださるそうです。 (鎌倉時代)


「八帖岩」 巨大な岩が今にも崩れ落ちてきそうな感じで立っています。岩座か体内潜り(巨石信仰)の一種でしょうか?


「笑い仏」 再び車道に合流して岩船寺へ戻る方へ上っていくと、笑い仏が奉られています。当尾で一番有名な石仏だそうです。鎌倉時代の作で、作った年も石工の名もわかっているのも貴重です。この写真は補正して真っ直ぐにしてありますが、長い年月のため沈下ですこし傾いています。


「眠り仏」 このお地蔵様は、笑い仏の直ぐ横に半ば地面に埋もれて寝ておられます。わざと掘り出さずに奉ってあるのだそうです。 (南北朝時代)


「弥勒の摩崖仏」 笑い仏からさらに登りバス道路まで出ると、この弥勒菩薩の摩崖仏が彫られています。ながい年月に風化したり、人々に撫でられたりして線が薄くなっています。 (鎌倉時代)


弥勒仏の反対側の岩船寺へ戻る山道の入り口に立っておられます。ここでハイキングのグループに出会いましたが、この日、お寺以外でハイカーに出会ったのはここだけ、あとはひたすら孤独でした(^^ゞ

このコーナーで使用しております背景の「白樺」のイラストは、「りょうか」さんの素材集「もみじ葉の風」よりお借りしたものです。無断転載はお断りします。


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